アメリカンドックと五月雨

僕は歩く、小雨の昼下がり。

傘はささない。


iPodからはレミオロメンの[五月雨]という曲。

僕はこの曲が好きだ。


途中某Fコンビニでアメリカンドックを買う。

僕は某Fコンビニのアメリカンドックが好きだ。

今日は何故か、ケチャップとマスタードを付けてもらえず、そのまま食す。


もうお腹も空いていないし、タバコもお酒もいらない。

久しぶりのオフは、気合いを入れて色々製作するつもりだった。

でも、今の僕の頭の中にあるのは五月雨で、お腹にあるのはアメリカンドックだけだ。


びしょ濡れだけど、さようなら

冷える風も平気さ

思い出だけ青空


僕は強力な人生を歩みたい。

立ち止まりたくない。
立ち止まらないと見せ掛けて立ち止まりたい。

休みたくない。
休みたくないと見せ掛けながら休みたい。

乗り越えたい。
ひとつひとつの小さなファクターを無視したくない。
たとえ誰かの傷をえぐることになろうとも。

僕は君のことが好きだ。
愛というものに触れたとすら思う。

だから、闘う。


iPodのシャッフル機能は、次の曲を 青空／THE BLUE HEARTS にした。


この曲を初めて聞いたのは中学校二年生のときだった。
歌詞の意味はよく分からなかったけれど、初めて聴いた時から好きだった。


君、ひとつになるということは
元々ひとがひとであることを否定することなのかもしれない。
それでもまだ、頑張ろうと言うの。
僕は、君の笑顔がたまらなく好きなだけだ。


そんなことを考えながら
バンドは次のステップに入っていく。
進ませていく。
焦るな、俺。

iPodのシャッフル機能は、次の曲を 虹／くるり にした。

Artrandom
各務