2012年7月20日金曜日

女の子が降ってきた話


2012年7月20日、猛暑日が続く日々の間にふと現れた、過ごしやすい雨の1日。

に起きた

文字通り、僕に降りかかった事件をお送りしようと思う。


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僕は今日、久しぶりにバイトをして(笑)、滞りなく終わり電車に乗って、最寄駅に着いた。
その着いた最寄駅の、上り階段での出来事である。


階段は1日中降った雨のせいで、びしょびしょに濡れていた。

「そうだ、あの、ツルッといってしまう感じか。」

と、長年の経験を活かし、僕は一段一段踏みしめて上り始めた。
(重要なのは僕が上る側だった、ということ)



その時だ。

急いで電車に飛び乗ろうと、階段へ足を掛けた女子大生ワンピーポー。
(なぜ大学生とわかるのかというと、最寄駅の真横がその大学だからだ)


そうだ。もう想像できただろうか。



ツルッ。



彼女は階段のかなりの上の方で、前方に向かって(←これ重要)滑った。

というか、前方(僕側)に走り出した。

そして、ラリアットの如く、直線上の先に居る僕に飛び掛かってきたのであった。

いやもっと言い換えるならば、バズーの腕に降ってきた謎のお姫様のように我が胸に飛び込んできたのだ。



最後に言わせてくれ。

僕に、悪気はなかった。不可抗力だったんだ。(ほんとに)





「降ってくる彼女を、どうにか受け止めないと、僕も死ぬ!!」

そう察知した僕の運動神経は、両手を広げ、腰を低くし、左足を下げ、構えの体制に入った。


さぁ御嬢さんよ、かかってこい!!






すると不意に







ムニュ・・



という感触を腕から感じた。









ムニュ??











・・・・・・・やってしまった。






これはまずいことになったと瞬時に判断した僕は

速攻、先手必勝、お手軽紳士を気取り

「お怪我はありませんでしたか?では失礼します。」


とにこり。さぁ逃げよう!とした。


しかし、彼女もさぞかし怖かったのだろう。
もしかしたらそのまま突っ込んで、前歯が折れていたかもしれないのだから。


「はい!大丈夫です!助けてくれて、ありがとうございます!!」


と女子大生とは思えないほど屈託のない純粋な笑顔で僕の問いに答えてくれた。


そして、何事もなくお互いの帰路に就いたんだ。

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うん、それだけ。


こんな、新聞の片隅にも載らない小さな事件。


ただ、名前も知らない女子大生の胸の感触だけは、日を増すごとに美化され、脳内に記憶されるであろう。


この話はノンフィクションです。


クスっと笑った君、
明日のライブ、き、て、ね。


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7月21日(土) 池袋Live Garage ADM

OPEN/START 17:00/17:30 チケット¥1200+D

主演バンド:Artrandom/ザ・シンデレラボーイズ/CRACK IN THE SYSTEM/ガーネット/Public Mud/トラツグミ/Mountain Fingers

【詳細】
いつも練習で使用しているスタジオペンタ系列の大きなイベントライブです。
チケット代も1200円と、かなり割安のイベント!
Artrandom、トリの21:00出演予定です!
土曜夜の初陣、楽しみです。
皆さん、是非遊びに来てくださいね!
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Artrandom
各務

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