2012年3月8日木曜日
夢を見た
僕の家の郵便受けに招待状が届く。
僕は今日、自殺しようと思っていたんだ。
招待状の差出しは「HURTBEAT CLUB」。
年間3万人の自殺者を一心に受け入れているクラブらしい。
何も迷わず、僕はそこへ向かった。
どうせ死ぬんだから。
誰も知らない山奥の、アザミが咲く花畑の先の洞窟にそのクラブはある。
入口には、死人のような顔色の悪い黒服が立っていた。
まず招待状を見せてから、入場できる資格があるかチェックされる。
なにかしら測定器のような、黒い突起物を腕に刺される。
SADNESSとMADNESS。
両方数値は振り切れて、見事VIP待遇で入場する。
HURTBEAT CLUBの中は、ドラッグ&SEXの、この世の終わりのような場所だった。
しかし、演奏している黒人のBEATは、生そのものだ。
少し経ってから、大きなアナウンスが流れる。
[○○時○○分になったら、赤色で店中が染まる。殺し合い(ゲーム)を始めるんだ]と。
CLUB中、歓喜の声に覆われる。
僕も、ようやくその時間がきたかと、床に置いてあった空き瓶を拾う。
店中、赤色に染まる。
一斉にゲームが始まる。
しかし、それと同時に
「1人、生き残れることになりました」と、アナウンスが入る。
もちろん、年間3万人の自殺者の叫びと共に。
たちまち、更なる狂気に包まれるHURTBEAT CLUB。
僕は、生に縋り付く。
命の取引は、こんなもんだ。
そして、目が覚める。
脂汗をかいていた。
そして僕は、この夢を曲にすることに決めた。
曲名は【HURTBEAT CLUB SUICIDE】。
4月6日(金)@渋谷La.mamaのライブで、初披露する予定だ。
4月6日、ぜひ来てくれよな。
ワンマンだぜ。
Artrandom
各務
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