2013年3月12日火曜日

貴女にギターをあげたかった

ただいま!

フィリピンから帰って来ました、

各務です。


たった一週間でしたが
数え切れない感動を感じて来ました。



まず最初に話したいのは、

とある街角の子どもにギターを授けた話。


僕はいつも旅をするとき、小さい旅用のギターを持って行くようにしている。

ふとした瞬間にやっぱり、指板を触っていたくなるのはどうしようもないからね。

今回持っていったのも、3年くらい使った思い入れのある大切なギターだ。





フィリピンのパラワン諸島という場所での最終日。



街をふらーっと歩き続けていたら迷子になってしまった。
夕暮れ時も過ぎ、真っ暗闇が迫り来る頃、先に小さなサリサリストア(フィリピン版コンビニのようなもの。)に行き着いた。
スプライトと、旅の相棒の駒はコーラを頼む。

ふぅ、、、
一服。フィリピンの煙草は、美味い。



そこで集まってきた子供達。
外人だよー
ハロー?
コリアーン?的な感じで。

フィリピンの子どもは、人懐っこいが、すごく恥ずかしがり屋で謙虚だ。ある程度の年齢の子にならないと英語もほとんど話せないのだが、
その時は12歳くらいのボーイッシュな女の子が寄って話しかけて来た。
僕より全然英語が喋れる。ははは、恥ずかしい限り。

そして彼女は、それは何?
ギター?
と、僕の旅用ギターに興味を持ってきた。

あぁ、そうだよ!

知ってる曲あるかなぁとか呟きながら、
僕は、ビートルズのレットイットビーを弾いた。何せ簡単だから。

そうしたら彼女、一緒に歌ってくれたんだ!

うぇなふぁいませるふぃんたーいむずとらべー
まずめーりかむすとぅみー



最高。


続いては、何がいいかな。
よし。


彼女も楽しみなよう。


エリッククラプトンの
Tears In Heaven。



どうだろう、

知ってるのかなぁ?


しかしそれもなんと、
全部一緒に歌ってくれた!

それから彼女は、学校で覚えた曲を何曲か弾いてくれた。

音痴だったけど、笑
コードはしっかり押さえれていた。
うまい!


彼女はそれから羨ましそうにギターを見ていた。


ギター持ってる?と僕。

ううん、でもこれから自分でつくるんだ、と彼女。


音楽好き?と僕。

うん!大好き!と彼女。



ギター、欲しい?と僕。

うーん、、、
と恥ずかしがる彼女。

フィリピンの子どもたちは、謙虚だ。


瞳は語っていたよ。
本当にかわいい。



僕はこのギターを旅をするときしか弾いてやらない。

彼女はきっと。
彼女の人生にもっと。



そのサリサリストアを去る時、僕はギターを置いていった。

for you.

とかかっこつけさせてもらった。
あげたいんなら、押し付けたぐらいで調度良い、と駒が教えてくれた。


信じられない程の歓声。
ぎゃー!!

ふぅー!!

わらなみいさやるはなこやかー!!(全く理解出来ないタガログ語)


パラワンの最後の日。
僕は1番笑った。
こんなに喜んで受け取って貰えて
こっちのほうがありがとうという気持ちになった。

そんな話。

サラマッポ!



明後日3月14日はArtrandomのライブ。

来てくれよー!


Artrandom
各務






2 件のコメント:

  1. おかえりー!
    いい旅みたいでよかったね☆
    素敵な話をありがとう(^O^)

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    1. 読んでくれてありがとう。
      ただいま、
      沢山心を動かしてきました。

      Artrandomの曲にこの想いたちをこれからもっと染み込ませていけるようがんばるよ^^

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